小胞体とは?
[細胞内のタンパク質の品質管理機構]
小胞体とは、タンパク質合成の場となる細胞小器官の一つです。
細胞内で、構成・分泌するタンパク質の合成や立体構造を正しく折りたたむことで正しい構成タンパク質・伝達タンパク質として、生体内での機能を発揮できるタンパク質を作っています。
人の身体を構成している様々な組織・臓器・・・皮膚、関節、靱帯、血管、筋肉、心臓、肺、肝臓、腎臓、眼、胃などは、全てタンパク質で作られています。
体内の機能の伝達や、インスリンのような機能性タンパク質は、小胞体での正しいタンパク質が作られて、初めて体内のシステムが正しく働くことができます。
組織や臓器の細胞が正しく働いていることで、人々は健康で自由に動けますが、これらが正しく働かないと、身体の不調や病気の発病の原因となり、すごく困ります。
つまり、小胞体で正しいタンパク質をつくることは、とても重要です。